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POCKETRAK(ポケットラック) CX [YAMAHA ヤマハ]

■ ポータブルリニアPCMレコーダ

POCKETRAK CX

 同社初のポータブルリニアPCMレコーダとして「POCKETRAK(ポケットラック) CX」を8月下旬に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。

 本体にX-Y型マイクを内蔵し、microSDカードに最高16bit/48kHzのリニアPCM(WAV)録音が可能なレコーダ。MP3(最高320kbps)での録音にも対応する。

 同製品は、ヤマハが協力し、三洋が4月に発売した「ICR-PS1000M」(オープンプライス/実売35,000円前後)と基本仕様が共通となっており、「ICR-PS1000M」との違いとして指紋認証付きのタッチセンサーを搭載しない。また、付属品も一部異なり、「ICR-PS1000M」では付属しないmicroSDカード(2GB)や、DAWソフトの「Cubase AI4」(カスタマイズ版)を同梱。より音楽録音に特化した製品となっている。


X-Yマイクを内蔵2GBのmicroSDカードが付属背面

 5バンドグラフィックイコライザや、ローカットフィルタを搭載。楽器録音向け機能としてセルフタイマー録音にも対応する。さらに、無音状態が続くと自動で録音をOFFにして、音声を感知するとONにする機能も備える。

エネループが付属

 バッテリは単3電池で、三洋の充電池「エネループ」が1本付属。エネループ利用時の連続録音時間はMP3で約40時間、PCMで約22時間。連続再生時間は、PCMで約23時間、MP3で約45時間。

 再生面ではWMA/MP3の音楽ファイルにも対応。WM DRM 10ファイルの再生もサポートする。背面にモノラルスピーカーを内蔵、ヘッドフォン出力も装備する。ステレオミニのマイク/ライン入力を装備する。本体背面には三脚穴も搭載。

 PCとの接続はUSB 2.0(mini-B端子)で行ない、USBマスストレージクラスをサポートする。対応OSはWindows XP/Vitaと、Mac OS X 10.4/10.5。

 付属DAWソフトの「Cubase AI4」では録音したファイルの編集が可能。同社のシンセサイザ「MOTIF」の音源データなどのファイルやテンプレートを収録している。対応OSはWindows XP/VistaとMac OS X 10.4以上。

 外形寸法は約129.5×46.5×17.5mm(縦×横×厚さ)、バッテリを含む重量は約92g。 風切り音を抑えるウインドスクリーンや、イヤフォン、マイクスタンド用アダプタなどが付属する。


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YAMAHAから小型レコーダーPOCKETRAK CX誕生 最終章  [YAMAHA ヤマハ]

実は三洋電機のICR-PS1000Mとほぼ同型

ICR-PS1000M
POCKETRAK CXは基本的には三洋電機のICR-PS1000Mと同等だが、チューニングや添付品は異なる
ところで、このPOCKETRAK CXを見て、おや?と思った方もいるかもしれません。そう、三洋電機が4月に発表した「ICR-PS1000M」と見た目がソックリなのです。
よく調べてみてもサイズもスペックも同じ。違うのは、ICR-PS1000Mには指紋認証などもできるタッチコントロールセンサーが搭載されているのに対して、POCKETRAK CXにはないことくらいです。

YAMAHA の担当者に聞いてみたところ、確かに三洋電機からの供給を受けているそうですが、かといってまったく同じものというわけではなさそうです。まずはバンドルされているものに違いがあります。具体的には前述の2GBのmicroSD、ウィンドスクリーン、そして三脚穴をマイクスタンドに取り付けるためのアダプターも標準で添付されています。

もともと三洋電機のICR-PS1000MにはYAMAHAがチューニングしたイコライザなどが搭載されているとともに、音作りの面でYAMAHAが協力していたのですが、POCKETRAK CXではさらに音楽用にイコライザ、リミッタをチューニングしているとともに、入力音量設定部分でもより使いやすいように改良が加えられています。

ちなみに実売価格でいうと、これら添付品が多くあることからPOCKETRAK CXのほうが高くなるようです。


Cubase AI4を標準でバンドル

POCKETRAK CX
POCKETRAK CXにはCubase AI4がバンドルされている

添付品として、もうひとつ用意されているのがCubase AI4です。これを利用することで、POCKETRAK CXをよりDTM・デジタルレコーディングの用途で活用できるというわけです。

Cubase AI4については、以前にもいろいろと紹介しているので、Cubase AI4って何だ?を参照してもらうとして、ここでは詳しく触れませんが、POCKETRAK CXでWAVファイル録音したものをCubase AI4のトラックにインポートすることができます。その上で、さまざまな編集作業ができるし、ほかの楽器素材などとミックスしていくのもいいでしょう。

このようにして作りこんだ結果をミックスダウンしてCDに焼くといった使い方も可能なので、リニアPCMレコーダーでの楽しみ方がさらに広がるはずです。

今回ご紹介する効果音は野鳥のコーラスです。家にいて外にいる気分になります。 

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YAMAHAから小型レコーダーPOCKETRAK CX誕生 第二章 [YAMAHA ヤマハ]

メディアはmicroSD、90°X-Yマイクを搭載

POCKETRAK CX
90度に向かい合うX-Y型のマイクを搭載
見かけ上、特徴的なのは、やはりマイク部分です。SONYやZOOMなどが採用しているのとちょっと似た90度に向かい合うX-Y型のマイクを搭載しています。これによって近い音でも、ステレオ感がハッキリ出ます。また左右の音を広範囲にカバーした上で、奥行き・定位感に優れた自然なステレオ録音を実現しているとのことです。

このマイクもむき出しな状態だと、破損する危険性がありますが、ここにはアルミダイキャストマイクガードが装備されているので、堅牢性という面でもよくできています。

一方、採用している記録メディアはmicroSD。多くの機種がSDを採用している中、やはりコンパクトさを打ち出すためからか、microSDとなっているようです。あらかじめ2GBのメディアが添付されているので、すぐ使うことができますが、microSDも最近はSDとの価格差がほぼなくなっているので、交換メディアもかなり安価に入手できるはずです。


単3のエネループで約50時間の録音が可能

メディアとともに気になるのがバッテリーですが、POCKETRAK CXで採用されているのは単3電池です。単3電池なら、電池切れしても、すぐに交換できるのでとても便利ですが、そもそも電池切れの心配もほとんどなさそうなのがPOCKETRAK CXの大きな魅力でもあります。

まず単3電池も1本だけで駆動するというのが、すごいところ。さらに、 MP3での録音の場合、アルカリ単3電池で約50時間もの連続録音ができるというスタミナ。これは現行のリニアPCMレコーダーの中で最長といってよさそうです。また16bit/44.1kHzまたは16bit/48kHzのリニアPCMレコーディングの場合でもアルカリ電池で22時間30分の持続性を持っています。

ちなみに、POCKETRAK CXには三洋電機のニッケル水素充電池、エネループが1本付属しており、これを使った場合はMP3で約40時間、リニアPCMで約22時間の連続録音ができるとのことです。

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